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[第 1 話 ] 邂逅(かいこう)
44分
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1930年代、北平(ほくへい)では芸能が隆盛を極めるも、国難の時でもあった。実力は最上だが強情な京劇役者·商細蕊(シャン·シールイ)。京劇協会の会長·姜栄寿(ジャン·ロンショウ)にも媚びることなく、役者魂を貫いていた。一方、北平一の豪商で皆が恐れる曹(ツァオ)司令官を義兄に持つ程鳳台(チョン·フォンタイ)。京劇に興味がない程鳳台だったが、ある日、舞台に立つ女役の商細蕊を見て心を動かされる。
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[第 2 話 ] 掟破りの英雄
46分
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台本を改変する掟破りな商細蕊。程鳳台は商細蕊を非難する客と殴り合いのケンカとなる。しかし、騒動は商細蕊を疎ましく思う姜栄寿の息子·姜登宝(ジャン·ドンバオ)の仕業だった。そんな中、商細蕊主演の慈善公演が催される。しかし、商細蕊の態度に憤慨した奏者が出演を放棄したため、姜栄寿はここぞとばかりに商細蕊を追い詰めるのだった。
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[第 3 話 ] 敵と味方
46分
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商細蕊は窮地を独力で乗り切るが、姜栄寿から新たな罠が仕掛けられる。慈善公演の主催者·金(ジン)部長を歌で罵る怖いもの知らずの商細蕊。程鳳台に助けられるが、姜栄寿と姜登宝父子の嫌がらせは止まらず、商細蕊率いる水雲楼(シュイユン)は劇場から出入り禁止となってしまう。
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[第 4 話 ] 真実から生まれる物語
45分
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程鳳台は息子の誕生会に商細蕊を呼んだとして姉·程美心(チョン·メイシン)から責められる。宴には程(チョン)家の従兄·常之新(チャン·ジーシン)と結婚した商細蕊の師姉·蒋夢萍(ジャン·モンピン)が来ていたからだ。姉代わりの蒋夢萍に裏切られた過去を未だ引きずる商細蕊。事態を重く受け止めていない程鳳台に反し、商細蕊は祝いの席で恨みの歌を繰り広げ宴を台なしにする。
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[第 5 話 ] 強情の代償
45分
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商細蕊と曹司令官の遺恨について新聞記事が出回り、状況は悪化の一途をたどる。商細蕊は病休中の柳雲心(リウ·ユンシン)に代わり劇場に出ていたが、姜登宝からの攻撃が続いていた。そんな中、根城の家賃が払えないほどの財政難に陥った水雲楼。商細蕊は舞台の衣装を質に入れお金を工面するが、曹司令官を恐れる大家から退去を言い渡される。
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[第 6 話 ] 魂の演技
45分
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程鳳台は楊貴妃(ようきひ)を演じた商細蕊に心をつかまれる。運命に翻弄される望まぬ日々と心の中にある屈折、家族を捨て役者でいることを選んだ母親への思い。程鳳台の心の奥を商細蕊は歌い上げたのだった。一方、柳雲心の復帰が決まり、いよいよ水雲楼は行き場をなくす。程鳳台と知音になった商細蕊をよそ目に団員たちは金銭の援助を期待する。
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[第 7 話 ] 希望と絶望
45分
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商細蕊は自ら劇場を建てようと決心し、目星をつけている場所を程鳳台に見せる。だが、その計画に水を差すかのように水雲楼に騒ぎが起こり、団員たちは仲間割れし始める。そこで、商細蕊は先祖代々蓄えてきた財産を費用に当て、専用劇場を建てると宣言。そして、団員たちの前で財産が入っている宝の箱を開けるのだった。
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[第 8 話 ] 決断の時
45分
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絶望に打ちひしがれ宝箱に籠ったきりの商細蕊は、とうとう姉弟子の十九(シージウ)に見切りをつけられてしまう。悟った商細蕊はかつて出ていった者たちも呼び集め、水雲楼の存続について会合を開くと告げる。皆を拘束している証文を燃やし本音を聞こうとする商細蕊。一方、程鳳台は頓挫しかけたトンネルの修繕計画に一筋の光を見つける。
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[第 9 話 ] 梨園(りえん)の王となれ
45分
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トンネル修繕の契約を終えた帰路、程鳳台は平陽(ピンヤン)へと向かう水雲楼一座と遭遇し、商細蕊の逆境を知る。ついに、水雲楼の後ろ盾になるという大きな助け舟を出す程鳳台。希望が見えた一座だったが、姜栄寿が黙っているはずはなかった。
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[第 10 話 ] 裏切りのワルツ
45分
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程鳳台の義弟·范漣(ファン·リエン)は、遊びで付き合う女性の妊娠を知る。程鳳台は動揺する范漣に代わり話をつけようとするが、彼女から大金を要求される。一方で程鳳台は曹司令官の息子·曹貴修(ツァオ·グイシウ)に希少な銃を贈り和解を求める。そこに浮上したのは曹司令官の裏切り疑惑だった。そんな折、芸能を嫌う程鳳台の妻·范湘児は夫の水雲楼への投資を知る。
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[第 11 話 ] 侮辱
45分
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水雲楼の役者が夫を狙っていると知り、いらだちが収まらない范湘児(ファン·シャンアル)。そんな中、火に油を注ぐ出来事が起こる。憤る范湘児は商細蕊を呼びつけ、蔑みの言葉を投げつけるのだった。一方、姜栄寿は商細蕊を失脚させるために、甥の陳紉香(チェン·レンシャン)を地方から呼び戻す。1年の休演と“丸刈り”を賭けて、商細蕊と陳紉香の対決が始まる。
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[第 12 話 ] 秘伝の絶技
45分
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新演目「趙飛燕(ちょう·ひえん)」の配役を決める日を迎えた水雲楼。商細蕊は新規定に基づき年功序列を排除したため、師叔(ししゅく)たちからひどく反感を買う。一方、程鳳台は范湘児を怒らせたまま、夫婦間に不穏な空気が流れる。
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[第 13 話 ] 不器用な感謝
45分
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水雲楼は姜(ジャン)家率いる隆春(ロンチュン)班に役者を引き抜かれ、新演目の上演が危うくなる。商細蕊は他の一座に代役を頼みに行くが、姜栄寿を恐れ受け入れてくれる一座はなかった。窮地に立たされても程鳳台を頼ろうとはしない商細蕊だったが、程鳳台は水雲楼のために精力的に動いていた。
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[第 14 話 ] 開祖の降臨
45分
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九天玄女(きゅうてんげんにょ)の再来と言われる商細蕊、秘伝の絶技を再現する陳紉香。ついに対決の日を迎え、劇場には観客が押し寄せる。姜栄寿は商細蕊の負けを見届けるため水雲楼側に来ていたが、趙飛燕の舞を観て青ざめる。そんな中、トンネル修繕の現場にいる范漣が匪賊(ひぞく)に誘拐される。
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[第 15 話 ] 揺るぎない抵抗
46分
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絡子嶺(らくしれい)に乗り込んだ程鳳台は、匪賊·古(グー)の弟から人質にとられる。良好な関係を築いていた親分は悪質な古の弟に殺害されており、現れたのは親方の娘で敵味方不明な古大犁(グー·ダーリー)だった。一方、祖師の祭祀に参列した商細蕊は、姜栄寿に皆の前でつるし上げられる。
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[第 16 話 ] 敗者の絆
45分
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同様に姜栄寿に排除された商細蕊と陳紉香。役者として演技の場を失った商細蕊は陳紉香から誘われ、北平を離れる。程鳳台の不在中、范湘児は押しかける者たちの対応に機転を利かせるが、程家を陥れようと裏で手を引く者がいた。
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[第 17 話 ] 清風明月に届く声
46分
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南京に来た商細蕊は舟の上で崑(こん)曲を歌う。南京の権力者·劉漢雲(リウ·ハンユン)はその歌声に心を寄せるが、声の主を陳紉香だと思い違える。一方、程鳳台は絡子嶺から帰還し、商細蕊が受けた理不尽な処罰を知る。
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[第 18 話 ] 結びつき
46分
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劉漢雲から崑曲を歌うよう迫られた陳紉香は、困り果てて商細蕊に泣きつく。商細蕊は仕方なく、陳紉香が歌っているように見せかけて舞台裏で歌うことに。2人の企みはすぐに見抜かれてしまうが、劉漢雲は商細蕊の才能にほれこみ、義子として迎え入れる。強力な後ろ盾を得て北平に戻った商細蕊。
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[第 19 話 ] 嫌疑
46分
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程鳳台は北平商会の鄭(ジョン)会長宅を訪れる。真の目的は絡子嶺の親分殺害の罪を追及し自首させるためだった。しかし、鄭会長の孫·鄭来鴻(ジョン·ライホン)を利用したことで、察察児(チャーチャーアル)を傷つけてしまう。一方、南京から戻った曹司令官は病のため日本人医師を付き添わせていた。
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[第 20 話 ] 夢の後先
46分
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商細蕊は寿宴(じゅえん)の席で憧れの名優·侯玉魁(ホウ·ユークイ)との共演をかなえる。安(あん)王府の大奥様は2人の演技にご満悦だったが、商細蕊が次の演目名を口にした瞬間、豹変してしまう。事情を聞いた商細蕊はその逸話を新演目にと考えるが、杜洛城(ドゥー·ルオチョン)に反対されてケンカとなる。
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[第 21 話 ] 妃役の不在
44分
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梨園の人気投票が迫る中、新演目の妃役が決まらず、商細蕊は頭を悩ませていた。そんな折、役者·原小荻(ユエン·シャオディー)の引退による送別会が開かれ、商細蕊は程鳳台らと共に参加することに。その席には厄介な役者·四喜児(スーシーアル)や彼に虐げられている弟子·小周子(シャオチョウズ)も訪れていた。
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[第 22 話 ] 己と戦え
44分
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程鳳台と曹貴修の武器密輸を嗅ぎつけた劉漢雲は、部隊を従えて南京から視察にやってくる。劉漢雲の部隊は道中で絡子嶺の匪賊を攻撃し、古大犁の仲間が犠牲になる。一方、程鳳台は四喜児の一座から小周子を引き抜くために策を巡らせる。
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[第 23 話 ] 運命共同体
44分
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商細蕊に連れられ街で食事をしていた小周子は、1人で店に置き去りにされてしまう。代金を払うように迫られるがお金はなく、店主に言われるまま路上で芸を売ることに。緊張する小周子だったが、街の人々の前で歌ううちに度胸がついていく。一方、曹貴修は北平に到着した劉漢雲を出迎えるが、顔を見ることすら許されない。
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[第 24 話 ] しがらみ
46分
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程鳳台の計らいにより、曹貴修は水雲楼の劇楼で劉漢雲との交渉の機会を得る。曹貴修は劉漢雲の信用を得るために、あるものを手土産として用意していた。一方、商細蕊が男役を演じる新演目は、同業者の妨害に遭いつつも成功を収めるが、事件は終演後に起こる。
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[第 25 話 ] 達観
45分
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寧九郎(ニン·ジウラン)との共演を願う商細蕊は答えを聞きに行く。そんな中、劇楼は修羅場と化していた。原小荻の妻が兪青(ユー·チン)の元に乗り込んできたのだ。原小荻の言葉を聞いた兪青は深く傷つき芝居ができなくなる。その心中を酌んだ商細蕊は独断で答えを出す。
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[第 26 話 ] 烈火のごとく
45分
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曹司令官は息子へ兵権を譲渡するよう劉漢雲から説得され、激怒する。一方、商細蕊は常之新が程鳳台との仲を切り裂こうとしていると知り、怒りが抑えられなくなる。一方、南京行きが決まった曹司令官に別れを告げられた程美心は、涙ながらに思いをぶつけ銃を自身に突きつける。
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[第 27 話 ] 夫婦の形
46分
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水雲楼では入門の儀式が行われ、小周子は正式に商細蕊の弟子となる。そんな中、程鳳台の元に、范漣の子をみごもっている曽愛玉(ゾン·アイユー)が早産しそうだと連絡が入る。雲隠れした范漣の代わりに付き添う程鳳台だったが、偶然それを耳にした范湘児に誤解されてしまう。
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[第 28 話 ] 腕の中の娘
45分
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生まれた赤ん坊を引き取りに行った程鳳台は、曽愛玉に実の娘として育てると約束し、鳳尾(フォンウェイ)と名前をつける。曽愛玉は涙を流して鳳尾と別れ北平から旅立つ。范漣には子供の世話は到底難しく、程鳳台は赤ん坊を水雲楼に連れていくことに。
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[第 29 話 ] 勝利への畏怖
45分
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梨園一の役者を決める人気投票は商細蕊、寧九郎、姜登宝、当て馬の四喜児による決選へ。だが勝利を予想された商細蕊は辞退すると言いだす。商細蕊にとって永遠の1位は心の師である寧九郎。だが、自らが勝てば寧九郎の衰えを受け入れざるを得ない。商細蕊、寧九郎どちらも不在の梨園会館では、開票結果が発表されようとしていた。
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[第 30 話 ] 最愛の妹
46分
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梨園の頂点に立った商細蕊の元に広告の依頼が殺到する。気が進まない商細蕊だったが、程鳳台のために不慣れなことを引き受ける。そんな中、劇楼に来ていた察察児が程鳳台に憎しみを抱く者に誘拐される。妹を守るために究極の手段を選び、苦渋の決断をする程鳳台。そんな程鳳台の元に、范湘児が捜し出した女性が会いに来る。
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[第 31 話 ] わだかまり
46分
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程鳳台の出張中、范湘児は水雲楼を訪れ、商細蕊に文字を習わせ、食事制限をさせる。窮屈さに耐えられず逃げ出してしまう商細蕊だったが、寧九郎の代わりに上海の梨園会館で行われる宴に出席する。迎えに来た役者·林丹秋(リン·ダンチウ)との再会を喜ぶ商細蕊。
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[第 32 話 ] 想起
44分
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林丹秋の妹だという女性。その顔を見た程鳳台は驚き、また、妹も顔色を変える。そして、妹の首飾りにある玉(ぎょく)を見て驚愕する商細蕊。その日の夜から、商細蕊は幼い日の夢を見続ける。公演を終えた商細蕊は翌朝、林丹秋の妹に会いに行く。表向きは林丹秋の説得を頼むためだったが、真の目的は彼女の家族·曽(ゾン)家について聞くことだった。
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[第 33 話 ] 戻らない日々
46分
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林丹秋との話を終えた商細蕊は、去り行く曽愛玉を呼び止め声をかける。後日、商細蕊は路上で遭遇した女性から、抜け殻のような男への説得を頼まれる。その男は恋人と引き裂かれ、ケガを負った陳紉香(チェン・レンシャン)だった。商細蕊に励まされた陳紉香は、恋人との再会を果たそうと再び舞台に立つ。そんな折、陳紉香に宛てた1通の手紙が届いた。
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[第 34 話 ] 変わりゆく世界
45分
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日本から来たという雪之誠(シュエジーチョン)は、商細蕊の前で、歌舞伎を披露する。一方、程鳳台は久々に自宅へと戻る。娘に愛情が芽生えた范漣(ファン・リエン)は、水雲楼へ足しげく通っていた。商細蕊もまた、愛おしい鳳乙(フォンイー)をそばで見守ろうとする。
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[第 35 話 ] 北平陥落の犠牲者
46分
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曹司令官は息子の曹貴修(ツァオ・グイシウ)に腹の内を話し、程鳳台はその計画を美心(チョン・メイシン)から聞く。日本軍からの弾圧が激しくなり、新演目でひと儲けしようとした四喜児は大損する。一方、兪青(ユー・チン)は私財を売却して金銭に換え北平を離れようとしていた。そんな中、商細蕊の付き人の小来(シャオライ)が夜道で行方不明になる。
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[第 36 話 ] 虚構の生(せい)
44分
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商細蕊は頼み事のために斉(せい)王府を訪れるが、出家した寧九郎(ニン・ジウラン)の姿を見て泣き崩れる。帰り道、商細蕊は記者から呼び止められ、雪之誠との会食の写真をネタに恐喝される。寧九郎が京劇界から去り、日本軍は中日戯曲同好会の会長として侯玉魁(ホウ・ユークイ)に白羽の矢を立てる。投獄された息子を救うため舞台に立つ侯玉魁だったが、上演中に異変が起きる。
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[第 37 話 ] 命懸けの抵抗
46分
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日本兵と衝突した商細蕊に謝罪する雪之誠。戦争を嫌い軍人になりきれない雪之誠は兄から罵られていた。侯玉魁は再び舞台に立つが、台詞を変え日本軍への抵抗を示す。気づいた日本兵は侯玉魁の息子に危害を加え、劇場内が騒然となる中、侯玉魁は吐血する。後日、日本軍の坂田大佐と共に観劇する程鳳台を見た商細蕊は驚きを隠せない。
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[第 38 話 ] 入り混じる真偽
46分
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程鳳台は古大犁(グー・ダーリー)と協力し、日本軍の荷を輸送するために坂田大佐と交渉する。街では商細蕊と日本人女性との関係をでっち上げた偽りの記事が出回る。そんな中、商細蕊の義兄が水雲楼を訪れる。日本人女性との記事を見た義兄は商細蕊に激怒し、縁談を強要。一方、姜登宝(ジャン・ドンバオ)は日本の着物を着た商細蕊の写真を入手していた。
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[第 39 話 ] 苦悶
46分
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日本の着物をまとう商細蕊の写真は、日本軍の命令により日中友好の宣伝材料として新聞に載ることに。程鳳台は憤り、杜洛城(ドゥー・ルオチョン)と口論になる。上演中、舞台荒らしが野次を飛ばし、商細蕊は舞台から引きずり下ろされる。腕力では負けない商細蕊だったが精神的なダメージは大きかった。一方、日本の荷を輸送中の程鳳台一行は匪賊に狙われる。
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[第 40 話 ] 針の筵(むしろ)
45分
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曹貴修は荷を輸送させる日本軍の真の目的を語り、程鳳台と手を組もうとする。一方、外出した商細蕊は食堂で詰問され、道中で噂話を耳にしてしまう。杜洛城は自分が水雲楼を養うという条件で休演を提案するが、商細蕊は罪を認めるような行為はしないと拒む。
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[第 41 話 ] 芝居からの解放
45分
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程鳳台は耳の不調が続く商細蕊を休ませるため、芝居から解放しようとする。そんな中、范湘児(ファン・シャンアル)は商細蕊に引退を勧める。小周子から指導を懇願されても応じず、街なかで独り歌う商細蕊。その周りに集まった人々から復帰を求められた商細蕊は、困惑し立ち去ろうとする。
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[第 42 話 ] 君のために
46分
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程鳳台の荒療治により、回復した商細蕊は一座の者たちに公演再開を宣言する。しかし、商細蕊は騙すようなやり方をした程鳳台を受け入れられず、避けていた。再開初日、商細蕊は舞台に出られず立ちすくんでしまう。その姿を見た程鳳台からの熱い言葉に励まされ、喝さいを浴びて舞台に立つ商細蕊。完全復活の兆しが見えた。
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[第 43 話 ] 逆転の世界
46分
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高楼で発声練習をする水雲楼一座の者たち。商細蕊は弟子たちに役者という生業の真髄を語る。一方、四喜児は病のため街なかで奇行を繰り返し、商細蕊もその姿を目にする。そんな四喜児は、敬愛してやまない役者の名を口にするのだった。衣装を身にまとわず歌だけの公演を終えた商細蕊は、新たな野望を程鳳台に打ち明ける。
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[第 44 話 ] 翻弄
46分
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商細蕊は謝罪に来た雪之誠を受け入れず、縁を切ると告げる。一方、日本軍の荷の輸送業務に赴く程鳳台は、道中、無惨な村の様子を目の当たりにするのだった。そんな中、商細蕊は義兄から食事に招待される。商細蕊の予想どおり、義兄は頼み事を打ち明ける。程鳳台は所有する留仙(りゅうせん)洞の爆破計画を曹貴修から告げられ、その作戦への同行を求められる。
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[第 45 話 ] 別々の道
46分
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察察児が家出したことで憔悴する程鳳台。耳に入ってくる情報に藁(わら)をもつかむ思いで妹を捜す程鳳台は、金づるとして利用されてしまう。一方、行方が分からないままの察察児は、新聞で意志を発表する。程鳳台は北平を離れることを決意し、商細蕊に同行を望む。そんな中、程鳳台は坂田大佐から留仙(りゅうせん)洞の輸送路について話を持ちかけられる。
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[第 46 話 ] 通い合う心
46分
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役者としての思いを吐露した商細蕊は、程鳳台のために歌い、2人は絆を確かめ合うのだった。一方、古大犁は出産を間近に控えていたが、日本兵への復讐に燃える。程鳳台は曹貴修から告げられた日本軍への作戦が、いかに過酷なものかを知る。新演目の衣装が届かず気をもむ商細蕊は、范漣から衣装作家を紹介されるが、条件に激怒する。
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[第 47 話 ] 唯一無二の君
48分
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程鳳台の戻りを今かと待ち続ける商細蕊。北平時報の薛(シュエ)社長からようやく程鳳台の状況を聞いた商細蕊は、血相を変えて程家に駆けつける。しかし、程鳳台の姿を見ることは許されず、程美心から責められた商細蕊は心の傷により発作を起こす。憤る杜洛城は程美心に抗議の電話をかける。
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[第 48 話 ] 憂い
46分
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小周子は程鳳台につきっきりの商細蕊に、水雲楼崩壊の危機を訴える。一方、范湘児(ファン・シャンアル)は献身的に程鳳台の看病を続ける商細蕊に、いつしか心を許すようになっていた。その矢先、程鳳台の容体が悪化するが、治療薬が手に入らず八方塞がりとなる。
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[第 49 話 ] 究極の絆
50分
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商細蕊は坂田大佐から、程鳳台の治療薬と引き換えに歌舞伎を舞うよう迫られる。雪之誠は商細蕊に突きつけられた無情な選択に胸をえぐられるのだった。一方、程家では程鳳台の魂を呼び戻すまじないがなされようとしていた。程鳳台の息子に代わり、屋根の上で歌う商細蕊。その声は街中に響き渡る。
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